建設キャリアアップシステムのデメリット、導入を足踏みさせる問題点

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土木建設で働く大工さんなどの技能者を対象として、それぞれの能力を評価するのが建設キャリアアップシステムです。国土交通省が定めたシステムであり、それぞれが有する資格や就業実績の登録を行うことで、技能者のモチベーションの向上や、客観的な評価などを実現します。建設キャリアアップシステムは、今年の秋から導入される予定です。システムを導入する現場ではICカードが交付され、働く人たちはカードをリーダーに通すことで、勤務実績などを登録し積み上げていくことになります。カードには取得資格などの情報も登録され、勤務実績や技能に応じてカードの色が変わり、日当などの単価もアップするのです。現場で働く人には自らのキャリアが証明できるというメリットがありますし、雇用する側には現場における入場管理や就労管理がしやすくなるというメリットがあります。一方のデメリットとしてはICカードに登録された情報から、企業の内情に関する情報が他社に流出するおそれがあることがあげられます。あるいは自社が育成した技能者を、ICカードの情報から他社に引き抜かれてしまうのではないかと心配する声もあるようです。このような問題点を改善するために、外部からシステム自体を見られないように設定することが検討されています。